石粉粘土でフィギュア制作
100円均一(ダイソー)の石粉粘土を使ってねんどろいど風フィギュアを作りました。
初めてのフィギュア制作。その過程をちまちま綴ります。

ダイソーの石粉粘土。もちろん100円。
ダイソーをぶらぶらしていて初めて存在を知り、突発的にフィギュア作り開始。

フィギュア作りのためのラフ画。今作はオリジナルキャラクターのアトナです。
画像検索したねんどろいどをお手本に、等身を決めていきます。
こだわりのひとつは「支えなしで自立できること」。





まず素体を作り、だんだん肉付け&ポージングしていく作戦にしました。
むかーし紙粘土の貯金箱などを作った時に、骨組みがなくて乾燥の際に苦戦したのを思い出しながら。


胴体と脚をつなぐ腰を作成。



とりあえず組み立ててバランスを見ます。
手が大きい、脚が短いなど、出るわ出るわの修正点。
手は削る方が大変なので新しく作ってしまいました。



製図用カッターやら紙やすりやらで削りながら、形を整えます。
おしりが平坦だったのでぷりっと丸みを。ウエストは後程ベルトが来る予定なので空けてあります。




腰巻(スカート?)部を作るため、上半身と下半身を分断。
なんかこう「スカートの中は暗闇」みたいに台形で埋まるのが気に入らないので、
手間はかかっても整形しやすい方法で。
顔と髪。頭に合わせてヅラとして別パーツを作り、形を整えていく作戦。
この前髪パーツと後ろ髪パーツの隙間が、いわゆる石粉粘土の「引け」です。
これもあるので一発で作りきるのは難しいと感じました。



それらしくなってきました。
まだ腕が長いですねえ・・・。削ります。
削ったり足したり、少しずつ進められるのがこの粘土の良いところですね。

武器なしでも自立ができました!


服の皺を作ったり襟元を作ったりして、造形を仕上げます。
この写真のあと、腰のベルトは服の上に直接塗ることにし、ウエストをくびれさせました。
ねんどろいどとは等身が若干違いますので、どうしても太って見えがち。


着色。目のあたりにうすーく赤を混ぜ、血色感を演出。
・・・お猿さんみたいになっちゃったかもね。




目を入れます。下書きなし、めっちゃ緊張!手が震える!
少し離れ気味になってしまいましたかねー。写真だと魚眼がかって余計に強調されてしまいます。
目の仕上げに透明マニキュアを施し、立体感と目の光りを出します。
光を描かなかったこともこだわりのひとつ。


髪の毛、前髪パーツと後ろ髪パーツの境目はどうしてもはっきり出ます。
これをどのようにごまかすのか、もこだわりのひとつ。
今回は帽子を被るキャラなのでそこまで気にならずにすみました。

色塗り完了。
パーツ多い!
ツヤ消しニスを塗って保護しました。






こまごましたパーツの装備。



体が完成しました。武器の鞘は着脱可能だったり。
あと手をくっつけ、頭をはめたら完成です。


ここで道具のご紹介。
絵具・・・アクリルガッシュ。お値段、原材料である粘土の30倍(笑)
ピンセット・・・こちらもダイソー。先端が広がっており、粘土をつまんだり掘ったりするのにとても便利です。
製図用カッター・・・彫刻刀のかわりに。さくさく削ぎます。
紙やすり・・・粗いのと細かいのの2種類。リボン状に切って使います。
そうこうしてやっと

完成!!





時間のかかりかたは造作7割、着色3割くらいです。
造作途中の写真は忘れがちですね。

ご観覧ありがとうございました!